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ニンテンドーラボ体験会をアナログゲームデザイナーがレポート! Nintendo Labo Camp.

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    こんにちは、鍋野ぺすです。

    普段は趣味でオリジナルなアナログゲームを作っています。

    ボードゲームやカードゲームと言ったほうが伝わりやすいでしょうか。

    珍しい趣味だと思います。

     

     

    ちなみに最近作ったものはこちら、「ムッジーナ!」

    まちがい探し+カルタなゲームです。

     

     

    ふだんからモノづくり・ゲームづくりが好きでして、

    任天堂さんの新商品、ニンテンドーラボがぶっ刺さりました。

     

     

    段ボールを使って遊びを創る。動画を見て購入は即決まり!

    子供といっしょに「すごい!」「作りたい!」と言いながら

    発売を待っていました。

     

    …ある日イベントの情報を見つけました。

    ニンテンドー・ラボ・キャンプ、発売前の体験会です。

     

    しかし申し込みには条件が必要、

     ・小学生の子供と参加

     ・Twitterアカウントを持っていること

    条件を満たしているため早速申し込み!抽選にも奇跡的に当選!!やったー!

     

    万全な準備で会場のグランフロント大阪に向かいました。

    到着、なにやらイイ感じの建物です。

     

     

    早速入場、2Fへむかう。

     

     

    受付を済ませ、扉を開けると…

    工作室のあの感じ。とにかく楽しそう。そして自由な空気。

     

     

    3時間の体験会のスケジュール。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

     ・リモコンカー

      -つくる、あそぶ

      -自動走行モードで わかる

     ・釣り

      -つくる

      -あそぶ

     ・Toy-Conガレージ

      -基本操作

      -入力を変える

      -みんなでレース

     ・いろんなToy-Conであそぶ

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    Toy-Conとは段ボールで作るコントローラーのこと。

     

     

    ニンテンドーラボキャンプ…スタート!!

     

     

    簡単なイベントの説明があり、早速キットが配られました。

    これはリモコンカーのもの。本当にふつうの段ボールだ…どうやって動くの?

     

     

    子供と組み立て終わったものがこちら。

    組み立ての方法はゲーム画面で行きつ戻りつ、めちゃくちゃわかりやすい。

    Switchのリモコンを絶妙な感じに取り付けて完成です。

     

    ここからはひとしきり動かして遊んだりリモコンカー相撲で遊んだり。

    どうも原理はトントン相撲のようです。

    左右別々のリモコンの震えがうまく段ボールの足に伝わり、

    自由に前進・左右ターンができます。

     

    振動の周波数を変えたり、重りをつけてみたり。

    もちろん色を塗ったりシールを張ったりも自由!

     

    私はこれ後ろにも動けないかな?動かすにはどんな形にしたら…と

    ひとりの世界に入っていました。(ので写真少なめ)

     

     

    ボーっとしていたら何やらシールを張ってとの指示。

    なんのこっちゃと思っていたら…

     

     

     

    …シールに沿って勝手に進んでいる⁉⁉ ナンデ?ナンデ?

    子供より興奮してしまいました…

     

    秘密はコントローラーのセンサーにある様子。

    そんな凄い技術が入ってるコントローラーだったのこれ。

     

    興奮している間に休憩タイム、次のプログラムに入ります。

    残った枠もなにかにつかえそう。

     

     

     

     

    釣り竿つくるぜー!

     

     

    …釣りの写真はこれだけ。

    理由は楽しすぎたから。

     

    ・作るのも楽しい!

     →けっこう複雑で構造がおもしろい。巻くとカリカリ鳴る。なんで?

     

    ・遊ぶのも楽しい!

     →これ単品のゲームでも買う。特に釣り竿に伝わる感触が最高。

     

    ・考えるのも楽しい!

     →どうなってんのこれ?って釣り糸のところパカッとあけたら…

      輪ゴム⁉輪ゴムだけで!えーっ!!なるほどーって感じ。

     

    子供とコントローラーを奪い合いながらこのプログラムも泣く泣く終了。

     

     

    休み時間にバイク用コントローラーを見学。

    ハンドルが本当に回るっぽい。

     

    次は撮影禁止のプログラム「Toy-Conガレージ」

     

    なんだー?と思っていたらLABOの奥深くにはまだ秘密があるとのこと。

    画面を操作してマンホールを抜けると真っ黒な空間にたどり着きます。

     

    四角いフレームとコネクター…

    プログラミングだこれ!しかも 入力→条件→出力 だけの直観的なやつ。

     

    「ボタンを押す」 と 「左コントローラーが震える」のフレームがあって。

    ピューっと指で線を引っ張り、コネクタをつないであげる。…すると

    「ボタンを押したら左コントローラーが震える」仕組みが完成。

    これだけでマッサージ器だよね? 10秒くらいで作れたんだけど…

     

     

    「ボタンを押す」----「10回」---「震える」なら

    「ボタンを10回押したら震える」のできあがり!

     

    小学生が30秒くらいで理解してた。。。 恐ろしいよ任天堂さん。

     

    子供がリモコンカーの入出力を変えて遊んでいる間、

    私は悪いことを考えていました。

    それは「この場でなんかゲームつくろ」ということ。

    我ながらフリーダムな行動です。

     

     

    ルールは単純に「X回リモコンを振ったら爆発音が鳴る」と設定。

    回数が事前にわかってたら面白くないからX回。

    1回以上リモコンを振って次の人に渡す。

    多く振れば次の人を追い込めるが、当然爆発の可能性も高まる。

     

    …でも時間内では実現できませんでした。

    それはX回というランダムの設定がパッと見つからなかったため。

     

    ただ電子回路ライクなものが作れるため、既存の電子回路の知識で

    ランダム数を発生させることは可能だと思いました。

     **興味ある人向け記述

     *NAND回路は作成可能。またクロックリセットが使えそうでした。

     *疑似ランダム発生回路とか書けばできそう。

     

     

    で、ランダムの発生について小難しいことずっと考えてたんですけど。

    この後流された動画みてたら

    「プログラムの中である必要ないじゃん」って気づかされました。

     

    震えたときに倒れやすい人形をリモコンに取り付ければいいじゃん!って。

    で「リモコンに強い衝撃」「爆発音」をつなげれば完成。

     

    片方のリモコンを振って、もう片方を振動させ。

    人形がもしバタッと倒れたら衝撃を感知して爆発音。

     

    もう頭の中が 「!!!」 ですよ。

    だってこれ、アナログゲームをデジタルでプログラミングしてるんです。

     

    「黒ひげ危機一髪」とか「番犬ガオガオ」のようなゲームを

    段ボールとSwitchのコントローラーで、思いついたら作れちゃう。

    Nintendo LABO やばすぎ。楽しみすぎる。

     

    頭で思いついたことがSwitchを通って、目の前に、手元にかえってくるんです。

    でも思い通りにするには工夫が必要で、その材料としての段ボール。

    安くて加工がしやすいから、誰でも「失敗できる」

     

    失敗はすればするほど成功に近づく…

    これは超高速で失敗できるツールなんだ!めっちゃ教育的!!

     

     

    もう私の頭はこのへんで煙を出してました。

    ピアノー。なんかスイッチあるぞー。取り替えれるー?

     

     

    ふたパカー。なんも入ってない!!! なんで2音鳴ってるの…?

     

     

     

    いえー。これもコントローラーなの? →どうもそうらしい。

     

    最後にロボ!時間の関係で体験はひとりだけ。

    オブジェクトをたくさん壊せば高得点!

    殴る。踏みつぶす。飛ぶ。変形する。ビーム出す。

     

    ガッシュー、ボガー!ボゥォー、チューンチューン、ビガー!って感じ。

    爽快感のかたまり。

    終始「すげー」しか言ってなかった。
    LABOすごいです。楽しさの可能性が無限にそこにあるって感じです。

     

     

     

    ただ良いことばかりだと嘘っぽいので気がかりなところも言います。

    それは「用意されたモノで遊ぶだけなら、もったいない」ということです。

     

    工作キットは1回作れば終わってしまいます。

    Toy-Conは段ボールなので当然へたります。

    ゲームはキャラに感情移入できて、絵が綺麗で、ストーリーが重厚で…

    というものではなさそうです。

     

    表面を1周するだけだと「変わった体験ができたねー」で

    終わっちゃうのかなと。もったいない!

     

    LABOの本当に面白い時間は恐らく

    「近くのスーパーから段ボールをもらってきたとき」から始まります。

     

     どうしたらこうなるんだ?って触って壊したとき

     それをどうにか直してるとき

     あーでもない、こーでもないと大人と子供が一緒に悩むとき

     これまで以上にうまく動いたとき

     

    そういう「体験」を売る商品なのだと感じました。

     

     

    *最後に…

    LABOのキーワードは つくる あそぶ わかる だそうです。

    個人的な解釈ですが

     自分の手で何かをつくる(する)こと → くらすこと

     あそぶこと → たのしむこと

     わかること → まなぶこと

     

    生きていくうえで大事なこと。

    そしてそのサイクルのことを表現してるのかなと感じました。

     

    わかればまたつくってみる。学べば暮らしに役立ててみる。

    子供に教えてあげたいけど、言葉では難しいことです。

    LABOを通して家族で一緒に感じられたらいいなと思っています。

     

     

     

    *超最後に…

    アナログゲーム・ボードゲーム業界は実は今めっちゃ盛り上がっています。

    元々「非日常感」をハンパなく味わえる楽しい趣味なのですが、

     「友達を呼び集めて遊ぶ」

     「駒やコインを手でやりとりする」

     「ルールわからないときは、みんなで相談」

    そういうゆるっと「めんどくさい」経験がなんかいいよねということが

    最近の流行りの源泉なのかなと思っています。

    そうやって集まって遊んだ仲間はどう考えても特別ですもんね。

     

    カフェやバーで気軽に遊べるところも増えてきましたので、

    ぜひ興味があれば足を運んでみてください。

     

    *冒頭で紹介した拙作、ムッジーナはすごろくや様にてお取り扱い中です。

     

    みなさん良いゲームライフを!

    posted by: 鍋野企画 | 総合 | 05:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - |

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